今回は、「人手不足の運輸・倉庫、68.6歳まで活躍期待」というニュースについてまとめました。
少子高齢化や人手不足が続く中、企業は従業員に何歳ごろまで働いてほしいと考えているのでしょうか?帝国データバンクの最新調査から、物流・運輸業界におけるシニア雇用の実態を4つのポイントで解説します。
1. 運輸・倉庫業の期待年齢は「68.6歳」で全体2位!
企業に対して「従業員に何歳ごろまで活躍してほしいか」を尋ねたところ、全業種の平均は「67.9歳」でした。その中で、運輸・倉庫業は「68.6歳」と平均を上回り、農林水産業(70.1歳)に次いで2番目に高い数字となっています。
2. 「健康であれば75歳まで」という切実な声も
深刻な人手不足を背景に、物流業界からは「経験のある従業員に長く働いてほしい」という声が多く挙がっています。中には「健康であれば75歳まで働いてほしい」と回答する企業もあり、現場を支えるシニア層への期待の高さが伺えます。
3. 実際に働く最高齢の平均、運輸・倉庫は堂々のトップ
「現在働いている従業員の最高齢」を調べたところ、全業種の平均は68.3歳でした。しかし業種別で見ると、運輸・倉庫業が「70.5歳」で最も高い結果となっています(次いで製造業の70.1歳)。ちなみに、今回の調査対象企業全体で確認された最高齢の現役従業員は、なんと91歳でした。
4. 規模が小さい企業ほどシニアの力が必要に
企業規模別で見ると、大企業が期待する年齢は「66.8歳」にとどまる一方、小規模な企業ほどより高い年齢まで活躍を期待する傾向が明らかになっています。
まとめ:シニアが無理なく働ける環境づくりが急務
運輸・倉庫業界では、すでに70代のスタッフが最前線で活躍している現状が浮き彫りになりました。単に「人手不足だから長く働いてほしい」と求めるだけでなく、高齢の従業員でも負担を少なく、安全に働き続けられる作業環境の設計が、今後の物流業界にとって必須の課題と言えそうです。