物流業界ニュース

深刻な人手不足が課題となっている物流業界に朗報です。 2026年10月26日、国土交通省は特定技能制度に新たに追加された「物流倉庫分野」における「特定技能1号評価試験」について、日本海事協会(ClassNK)が「出張試験方式」での受付を開始したと発表しました 。

物流倉庫で外国人材の採用を検討している企業の担当者様向けに、今回の発表の重要ポイントを分かりやすく解説します!

1. 今回スタートした「出張試験方式」とは?

今回受付が開始されたのは、受験者個人が申し込む形式ではなく、企業(法人)が申請して希望する会場でペーパーテストを実施する「出張試験方式」です。一度にまとまった人数の受験を予定している企業や、送り出し機関向けの仕組みとなります 。

【実施の条件】

  • 対象者: 法人からの申請のみ(※現在、個人からの申請は受付不可)
  • 必要受験枠(人数):
    • 国内での実施:30枠以上から受付 [1.2.4]
    • 海外での実施:50枠以上から受付(ベトナムを除く)
  • 実施回数と時間: 1日につき最大3回まで(1試験あたり80分)

2. 受験資格と対象国

受験するためにはいくつかの条件をクリアしている必要があります。

【主な受験資格】

  • 試験当日に満17歳以上であること(※インドネシア国内での試験は満18歳以上)[1.2.4]
  • 日本国籍を有していないこと [1.2.4]
  • 日本国内で受験する場合は、有効な在留資格を持っていること (※その他、育成就労からの移行組に関する細かな要件があります)

【試験実施国(計17か国)】 日本をはじめ、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、ウズベキスタン、バングラデシュ、ネパールなど計17か国が指定されています 。幅広い国籍の人材が対象となっています。

3. 受験費用はどのくらい?

受験にかかる費用は国内外で異なります。

  • 日本国内: 1名につき 6,500円(税抜)
  • 海外: 1名につき 45米ドル
  • 注意点: 出張方式の場合、上記の受験料に加えて、試験監督者の旅費などの実費(出張費用)は申請する法人の負担となります。

4. 個人受験(CBT方式)はいつから?

「うちの会社は一度に数十人も受験させないんだけど…」という企業様もご安心ください。 テストセンターでパソコンを使用して個人単位で受験する「CBT方式」については現在準備が進められており、2026年12月頃に順次稼働する予定となっています 。少人数の採用を検討している場合は、こちらの開始を待つのがスムーズです。

まとめ:即戦力となる外国人材確保の大きな一歩!

2026年1月に「物流倉庫分野」が特定技能の対象に追加されて以来、現場での受け入れ体制の構築が進められてきました [1.2.4]。今回の試験受付開始により、いよいよ「物流倉庫で即戦力となる外国人材」の適格性を判定する公的な仕組みが実稼働したことになります