外国人採用・定着ノウハウ / 自動車整備士

この記事でわかること

・特定技能と技人国ビザそれぞれの仕組み・要件

・整備士・ドライバー採用ではどちらが適しているか

・費用・期間・手続きの違い

・よくある勘違いと正しい理解

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1. はじめに|どちらを選べばいい?よくある混乱

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外国人採用を検討する企業が最初に直面するのが、「特定技能にすべきか、技人国ビザにすべきか」という選択です。それぞれに要件・メリット・デメリットがあり、採用したい人材のプロフィールによって正解が変わります。

本記事では整備士・ドライバー職への採用を中心に、両制度を徹底比較します。

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2. 特定技能ビザとは

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「特定技能」とは、2019年4月に創設された在留資格で、深刻な人手不足が生じている特定の産業分野で外国人が就労できる制度です。2024年には対象分野が拡大され、自動車整備・自動車運送業も対象となっています。

【特定技能1号の主な要件】

・対象業種の技能評価試験に合格すること

・日本語能力試験(JLPT)N4以上または国際交流基金日本語基礎テストに合格すること

・18歳以上であること

・雇用形態:直接雇用(派遣は一部業種のみ可)

【特定技能の主な特徴】

・大学・専門学校の卒業は不要(試験合格で可)

・在留期間:通算5年(1号)

・家族帯同:1号は原則不可

・転職:同一業種内なら可能

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3. 技術・人文知識・国際業務(技人国)ビザとは

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「技人国」は、大学・専門学校等で学んだ技術・専門知識を活かして働く在留資格です。整備士では大学や高等専門学校の工学系・機械系学科の卒業者が主な対象となります。

【技人国の主な要件】

・日本または海外の大学・専門学校(2年以上)での関連学科の卒業

・または10年以上の実務経験

・採用後の業務が学歴・経験と関連していること

【技人国の主な特徴】

・試験合格は不要(学歴・実務経験で申請)

・在留期間:1年・3年・5年(更新可・上限なし)

・家族帯同:可能(配偶者・子)

・転職:同種の業務内で可能

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4. 整備士採用での比較

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項目        特定技能(自動車整備)    技人国ビザ

学歴要件      不要            大学・専門学校卒(関連学科)

技能試験      必要(整備士3級相当)    不要

日本語要件     N4以上           特に規定なし(実務上N3以上推奨)

対象業務      整備・点検・診断・分解   同左+管理業務も可

在留期間      通算最大5年         更新制(上限なし)

家族帯同      不可            可能

申請難易度     比較的容易         やや高い(書類が多い)

【整備士採用での結論】

・即戦力で現場経験あり→特定技能が適切

・専門学校・大学卒の高度人材→技人国が適切

・長期キャリアを想定するなら技人国(家族帯同・更新上限なし)

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5. ドライバー採用での比較

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ドライバー(トラック・バス・タクシー)採用での比較:

特定技能(自動車運送業)

・2024年新設。大型・中型・普通自動車の運転業務が対象

・日本の運転免許が必要(来日後に取得も可)

・技能評価試験:実技+学科

・現場未経験でも来日後に訓練・試験合格で就業可能

技人国ビザでのドライバー採用

・単純な「運転業務のみ」では技人国の要件を満たしにくい

・物流管理・配車管理・営業等の業務と組み合わせる場合は検討可能

・専門学校で物流・交通学科を卒業した人材に限られることが多い

【ドライバー採用での結論】

→ トラック・バスドライバーは「特定技能1号(自動車運送業)」が最も適切

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6. よくある勘違い

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【勘違い①】「技人国の方が格が高い」

→ どちらが上ということはありません。採用したい人材のプロフィールに合った制度を選ぶことが正解です。

【勘違い②】「特定技能は安い労働力」

→ 特定技能の要件として「同等の日本人労働者と同等以上の給与」が義務付けられています。給与を下げる目的では使えません。

【勘違い③】「特定技能は5年経ったら帰国しなければならない」

→ 特定技能2号(対象業種は現在拡大中)に移行すれば在留期間の更新が可能で、永住申請も視野に入ります。

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7. まとめ・どちらを選ぶべきか

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採用したい人材が「現場経験あり・学歴問わず」→特定技能

採用したい人材が「専門学校・大学卒・長期育成」→技人国ビザ

ドライバーの現場採用→特定技能(自動車運送業)

整備士の現場採用→特定技能(自動車整備)

整備士のリーダー・管理職候補→技人国ビザ

どちらが最適かは採用要件・予算・受け入れ体制によって異なります。

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